歯科医院のホームページ制作を歯科界ITの第一人者が語る
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検索サイト対策によるアクセスアップ、という話題になると、すぐ「検索サイトでの上位表示」にみなさん関心がいくのですが、その前にもっと大切なことがあります。
それは「検索キーワードの洗い出し」です。
具体的なイメージを持っていただくために、【ブログdeホームページ】の会員さんとの会話をご紹介しましょう。(税理士Aさんと私の会話です。)
A | 「吉本さん、ちょっと教えてほしいんですが、検索サイト経由でアクセスアップするには、どうすればいいんですか?」 |
私 | 「そうですね〜。少し基本的なところから整理してみましょうか。ちょっとお伺いしますが、検索サイトで検索した時って、どういう順番でクリックしますか?」 |
A | 「どっどっ、どういう意味ですか?」 |
私 | 「例えば“税理士”というキーワードをGoogleに入力すると、20万件くらい検索結果が表示されますが、それを全部クリックしますか?」 |
A | 「そんなことしないですよ。最初の何件か見て、よさそうなのがなかったら、キーワードを変更しますよ。」 |
私 | 「そうなんです。今のお応えが、アクセスアップのすべてなんです。」 |
A | 「また〜、すぐそういう禅問答みたいな答えをして・・・。」 |
私 | 「いや〜、そういう意味じゃないんですけどね。つまり自分のサイトに検索サイトからのアクセスを増やしたいのであれば、“特定のキーワード”で“上位に表示される”ということが必要になるわけです。」 |
A | 「はあ〜。」 |
私 | 「例えばAさんの場合、不動産の含み損を抱えた資産家の人に、サイトに来てもらいたいとしますよね。」 |
A | 「ええ。」 |
私 | 「とすると、 “不動産”+“含み損” といったキーワードが入力された時に、検索結果の上位に表示されれば、“不動産で含み損を抱えた人”がアクセスしてくれる可能性が高いわけです。」 |
A | 「ふむ、ふむ。」 |
私 | 「ここでポイントになるのが、“アクセスして欲しいユーザーが検索しそうなキーワードについて、上位表示されること”です。先ほどの例だと、例えば “不動産”+“購入” の検索結果で上位に表示されても、マンション購入を考えている人しかアクセスしてこないわけです。」 |
A | 「まあ、そりゃそうですよね。そんな人が私のサイトに来ても、すぐ他に行ってしまうでしょうしね。」 |
私 | 「そうなんです。よくページのアクセス数だけを自慢げに話す人がいますが、単にアクセス増やすだけだったら簡単です。芸能人の名前とか、エッチ系のキーワードとかを、ホームページのコンテンツに散りばめれば、直ぐにアクセスなんか10倍になりますよ。」 |
A | 「まあ、そうでしょうね。関係ない人にホームページにアクセスしてもらっても、意味ないですからね。」 |
私 | 「つまり“アクセスアップする(=アクセスを増やす)”というのは、 “自分が来てほしい人のアクセスを増やす” ということです。そのためには、 自分が来てほしい人が“検索しそうなキーワード”を入力したときに、 検索サイトで上位表示されるようにする、 と考えなければいけない、ということです。」 |
どうですか。少しイメージがわきましたか?
あなたは、検索サイトで検索した時は、どういう順番でクリックしますか?
例えば“健康食品”というキーワードをGoogleに入力すると、60万件くらい検索結果が表示されますが、それを全部クリックする人はいませんよね。
最初の何件かをクリックしてみて、その中に目的のサイトがあれば、そこで次にサイトを参照するのは止めてしまいます。
逆に10〜20件くらい見てみて、よさそうなのがなかったら、キーワードを変更して、新たに検索しなおすわけです。
従って、自社のホームページに、Googleからのアクセスを増やしたいのであれば、“特定のキーワード”で“上位に表示される”ということが重要になります。
そこで、まず「健康食品」というキーワードではあまりに広すぎる単語なので、もう少しターゲットを絞り込んでみます。
例えば、ダイエット向けの健康食品であれば、
“ダイエット”+“健康食品”
といったキーワードが入力された時に、検索結果の上位に表示されれば、ダイエットのための健康食品を探している人がアクセスしてくれる可能性が高いわけです。
繰り返しになりますが、ここでポイントになるのが、
“アクセスしてほしいユーザーが検索しそうなキーワードについて、
上位表示されること”
です。
先ほどの例だと、例えば
“ダイエット”+“運動器具”
の検索結果で上位に表示されても、ダイエット用の健康マシーンの購入を考えている人しかアクセスしてきません。
こういう人がホームページにアクセスしても、決して商売にはつながりません。
先ほども述べたように、芸能人の名前とか、アダルト系のキーワードとかを、ホームページのコンテンツに散りばめれば、簡単にアクセスアップできますが、でもこれではまったく意味がないわけです。
つまり“アクセスを増やす”というのは、
“自分が来てほしい人のアクセスを増やす”
ということです。
そのためには、自分が来てほしい人が
“検索しそうなキーワード”
を入力したときに、検索サイトで上位表示されるようにする、と考えなければいけないのです。
アクセスが多くても商売に結びつかないサイトはたくさんあります。
従って、いたずらにアクセス数を追い求めるのではなく、
1)ホームページのターゲット顧客を明確にする
2)ターゲット顧客が入力しそうな検索キーワードを洗い出す
3)その検索キーワードが入力された時に、表示結果上位を目指す
といったアプローチをとりましょう。
そしてこの検索キーワードの洗い出しが終わって初めて、具体的な検索サイト対策をスタートすることができるのです。
検索サイト対策は「検索キーワード選びから」と、肝に銘じておきましょう。
それでは次に、Googleで上位表示させるためのGoogle対策について考えてみましょう。